外構工事ってなに?

マイホームを建てる際、よく「外構工事」という言葉を見聞きしますよね。

住宅に手を加えることは何となく分かるけど、
具体的にどのような工事なのか、中間マージン(無駄な出費) など、詳しく知らないという人も多いと思います!

そこで、今回は外構工事の基礎知識をはじめ、その種類や無駄な出費まで幅広く解説していきます!

マイホームの建築やリフォームを検討している場合は、ぜひ参考にしてみてください♪

① 外構工事とは?

外構工事とは、住宅の外側にあるさまざまな構造物に対する工事のこと!

たとえば、敷地の入り口にあたる門扉門灯をはじめ、敷地を囲うブロック塀フェンス駐車場ガレージなどのことです。

このほか、玄関前のアプローチウッドデッキなども外構工事のひとつ。

舗装工事や排水工事、造園植栽工事などもすべて外構工事に含まれるので、
建物本体以外にかかる工事はすべて外構工事” だと考えておくと良いですよ!♪

外構工事は、住宅を建てる工程の最後に行われる仕上げの作業なので、
設計を誤ればイメージ通りの住宅にならない可能性もあるため非常に重要なポイントです。

また、フェンスや塀などを設置することで、外部から敷地や住宅の中が見えにくくなったり侵入しづらくなったりする効果もあり、プライバシー確保やセキュリティ強化の面でも大きな役割があるんです!

住宅を建てる際はどうしても内装や間取りなど内側に意識を向けがちですが、
これらの外構工事がなければ、安全で理想的な住宅は完成しません。

② 中間マージンの事を知っておこう!

住宅を建てるハウスメーカーが外構工事までまとめて請け負ってくれるケースもありますが、
ハウスメーカーや工務店は業者に外構工事を依頼するので、中間マージン(無駄な出費) が必ずかかってしまいます
その為、それ以外に外構や造園などを専門に手掛ける業者を探して、直接依頼する方法もあります。

外構工事を専門としている会社は、下請けに工事を流すことなく
自分たちで外構工事を手掛けるので、中間マージンが発生することはありません!

中間マージンとは、不動産で例えると『仲介手数料』の事を指します。

これらを知らず、ハウスメーカーや工務店に頼む方が多いので、マイホームを建てる際や、リフォームを考えている方は外構工事を専門としている会社さんに依頼することをオススメしています!

建物の本体工事とは別にお金が必要になるのは大変ですが、事前にわかっていれば本体工事の費用を含め、無理のない資金計画を立てることができますよ♪

どうしても外構工事の資金が足りない場合は、住宅ローンへの組み込みなども検討しましょう。

ほかにも、複数の外構工事専門業者から相見積もりをとって自分たちの理想に合ったところを探す。優先度の低い工事は資金に余裕ができてから発注するなど、費用を抑える方法はいくつかありますよ!

3.エクステリア工事との違いは?

外構工事と誤解されやすい言葉に、「エクステリア工事」があります。
エクステリアとは、住宅の外側に関する空間のことです。

家具や内装など、室内空間にあるものを全般的にインテリアと呼びますよね。

エクステリアはその対義語であり、門扉やフェンス、庭などを含めた住宅の外部を構成する空間をまとめて呼んだものです。

一方の外構は、門扉やフェンスなど、構造物そのものを示しています。つまり、いくつもの外構が集まり、そこに植栽や看板など装飾的に設置されたものが合わさってエクステリアを構成しているのです!

「外構工事」が用いられるときは構造物そのものへの工事、
「エクステリア工事」が用いられるときは外構を含めた空間デザインを指します。

外構工事もエクステリア工事も、住宅の外にある構造物やそれを含む空間への工事であり、意味はほとんど変わりません。

同じ意味合いで使われることも多いですが、エクステリア工事がデザイン性や装飾性を重視した演出的な工事であるのに対し、外構工事は機能性を重視した工事になるケースが一般的です。

④ 外構工事の種類

外構工事の種類は、設置する構造物により
「クローズ外構」「オープン外構」「セミクローズ外構」の3つに分けられます。
それぞれ特徴やメリット・デメリットが異なるので、これから解説していきます。

④-1. クローズ外構

クローズ外構は、住宅にそって敷地の外周に塀やフェンスを設置するスタイルです。

ある程度の高さの塀・フェンスで住宅をぐるっと囲んでしまうため、敷地の内側と外側をはっきりと区切ることができます!

クローズ外構は 代表的なスタイルで、外から敷地内の様子が見えにくいのでプライバシーの保護が目的とされています。

また、塀やフェンスのおかげで子どもやペットが道路に飛び出したり、不審者が敷地に侵入したりすることを防ぎやすいというメリットもあります。

塀・フェンスの素材やデザインを高級感のあるものにすると、重厚でオーセンティックな雰囲気の住宅を演出できるでしょう。

その一方で、視線を遮るクローズ外構は閉塞感や圧迫感を抱きやすいため、デザインには注意が必要です。

圧迫感を軽減するためにも、建物から敷地外まで十分なスペースがある住宅におすすめです。

④-2. オープン外構

オープン外構は、建物の周りにできるだけ塀やフェンスを設置しないスタイルです。

設置したとしても、低いタイプや目隠しの機能があまりないタイプが多いです。
門柱はあっても門扉はないなど外構を少なくすることで、開かれた空間を作り出します♪

これは欧米の住宅に多く見られるスタイルで、住んでいる人は開放的な雰囲気を味わえるため敷地が狭い住宅におすすめです。

遮蔽物がないことで周囲の景観になじんだ明るい雰囲気を演出しやすいだけでなく、設置する構造物が少ないので費用や工期を抑えやすいというメリットもあります!

ただし、住宅の前を行き来する人や車から家の中が見えやすくなる点には注意が必要です。

④-3. セミクローズ外構

セミクローズ外構は、クローズ外構とオープン外構の中間に位置するスタイルです。

クローズ外構とオープン外構の良さ両方持っており、プライバシーの確保と適度な開放感の両立を実現できます♪

具体的には、敷地境界線の一部分にだけ塀やフェンスを設置したり、高さを抑えたりすることで、適度に開放的な空間を作り出します!

ほかにも、住宅の周囲には何も設置せず、子どもの遊び場や洗濯物を干す場所だけ目隠しのフェンスを設置するなど、必要に応じて柔軟なデザインも可能です。

この場合、必要な場所にだけ費用をかければ良いため、完全なクローズ外構と比べてトータルコストの節約にも役立ちますね♪

視線を遮りたい場所と開放感を味わいたい場所を事前にハッキリさせ、全体像を見ながら外構のデザイン設計していくのがポイントです!

まとめ

外構工事は建物の本体工事とは別に計画が必要となり、ある程度まとまった費用がかかるため計画的な資金の準備が欠かせません。

ハウスメーカーや工務店を通すと、手間がかからず楽ではありますが中間マージンが発生する為に工事金額が高くなることが多いです。

正しい知識や豊かな経験をもとに、お客様の立場になって熱心に取り組んでくれる施工業者に依頼できれば幸いです。

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最後まで読んでいただきありがとうございました!

広報部:伊豆

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