塗装前のケレン作業って何?役割とは。

塗装前のケレン作業とは何をするのか、
役割などを紹介します!!


〈 もくじ 〉
1 . ケレンとは?
2 . ケレンを行う目的
3 . 外壁塗装にもケレンを行う?
4 . 下地処理が行われているか確認


1 . ケレンとは?

ケレンとは、≪ 研磨作業 ≫のことです。

年数が経過していると汚れや古くなった塗膜などの不純物がたくさん付着しています。
この状態で塗装しても密着性が悪くて短期間で塗膜が剥がれてしまう可能性があります💦

ケレンは下地に付着する不純物を研磨して綺麗に取り除き、
良好な下地に調整することが目的です🌈

2 . ケレンを行う目的

ケレンを行う目的 ↴

塗膜の密着性を高めるため
仕上がりをきれいにするため

こちらの2つの目的を詳しく説明します🍀!

【塗膜の密着性を高めるため】

塗膜は下地に密着することで定着します。
下地の状態が悪ければ塗膜はすぐに剥がれてしまう可能性があります💦

汚れや剥離した塗膜、錆などは塗膜の密着性を低下させます。

塗膜がしっかりと下地に密着させるには、
不純物を取り除いて良好な下地に調整することです🌈

一般的な性能を持つ塗料なら短くても10年は保ちます。
もし2~3年くらいの短い期間で塗装が剥がれてきた場合は、
ケレンなどを含む下地処理が疎かになっている可能性があります!

【仕上がりをきれいにするため】

ケレンは下地を平滑にする目的もあります。

塗膜が剥がれて凹凸になっている面に塗装してもきれいに仕上がらないので、
サンドペーパーやナイロンパッド、スクレーパーなどの道具を使用して、
凹凸になっている面をできるかぎり平らにするのもケレンの大事な目的です🌟

3 . 外壁塗装にもケレンを行う?

ケレンを行うのは雨樋や破風板、軒天井などの付帯部がほとんどです。
一般的に外壁をケレンすることはありません。

ケレンをしなければ塗装がすぐに剥がれてしまわないの…?
と心配されるかもしれませんが、
外壁の場合下塗りを塗って下地への密着性を高めています。

なぜ外壁はケレンを行わないのか ↴

手作業な為、手間と時間がかかる
下塗り剤で密着性を高めることができる

といった理由があります!

外壁をすべてケレンするとなると日数もかかり、
その分だけ施工費も上がってしまいます💦

外壁の場合は、高圧洗浄やクラック補修などの下地処理をしたあとに、
下塗り塗って塗膜の密着性を高めています。

ケレンをする際、サンドペーパーなどの手作業ではかなり時間がかかってしまうため、
ディスクサンダーなどの電動工具を使ってケレンを行う時もあります🌟


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